子育て・教育支援
妊娠・出産の支援・助成
名古屋市では、妊娠・出産を支援するための様々な制度が整備されています。妊娠を届け出た方に対して「妊婦応援金」を支給。妊娠初期から出産までの間、妊婦の健康維持や一部生活費を補助する目的で支給されています。また、新生児に対する聴覚検査費や不育症・不妊検査費の一部を助成。これにより、妊娠や出産に関連する医療費の負担を軽減し、安心してマタニティライフを送っていただけるよう様々な支援を行っています。さらに、妊婦の緊急時の移動に役立つ「タクシー利用券」を交付。安全かつスムーズな移動を支援します。これらの支援制度によって、名古屋市では妊娠・出産期の女性や家族を包括的にサポートしているのです。
- 妊娠届の提出者に対する「妊婦応援金」を支給
- 「新生児聴覚検査費」、「不育症・不妊検査費」を一部助成
- 「妊婦のための緊急時タクシー利用券」を交付
子育ての支援・助成
名古屋市では、子育て世帯を支援するための様々な制度が整備されています。出生届を提出した家庭には「子育て家庭応援金」が支給され、子どもの成長や教育にかかる費用を補助しています。そして、すべての子どもに対して「児童手当」を支給。子どもの健やかな成長と家庭の経済的負担が軽減されるため、月々の生活費や教育費などに役立てることができます。低所得の子育て世帯に対しては、「子育て世帯生活支援特別給付金」が支給され、経済的に厳しい状況にある世帯に一時的な支援を提供し、子どもたちの健やかな成長を支えます。これらの支援制度によって、名古屋市では子育て家庭を包括的にサポートしているのです。
- 出生届の提出者に対し「子育て家庭応援金」を支給
- 「児童手当」の支給
- 低所得の子育て世帯に対し「子育て世帯生活支援特別給付金」を支給
- 特別支援学校等に就学している児童の保護者等に対し、給食費、学用品費などを支給
教育に関する支援・助成
名古屋市では、教育の普及と生徒の学びやすさを支援するために様々な取り組みが行われています。
私立高等学校に通う生徒には、経済的な負担を軽減するため授業料を補助。市立高校へ入学する生徒には、入学料の免除や授業料の減免などの支援が行われています。また、高等学校への入学に際して必要となる入学準備金についても、無利息で貸与する制度を整備。奨学金制度も充実しており、経済的な困難に直面する生徒に対して、学業を継続するための支援が行われています。これらの施策により、すべての子どもが質の高い教育を受けられる機会を保障し、将来に向けての可能性を広げることができるよう支援しているのです。
- 私立高等学校に通学する生徒の授業料補助
- 市立高校の入学料免除、授業料減免
- 高等学校の入学準備金の無利息貸与
- 高等学校の奨学金支給
医療費の助成
名古屋市では、医療費の負担を軽減し、子どもやその家族の健康を支援するための制度が整備されています。子どもが受診した場合の医療費については、一定の条件を満たす場合に助成を実施。未熟児の入院養育にかかる医療費についても、負担を軽減するための支援が行われます。日常の生活に支障をきたす疾患を持つ児童などに対しては、医療給付を実施。小児がんなどの深刻な疾患で長期間の療養が必要な場合には、自己負担分の一部医療費を支給し、日常生活用具の給付も行われます。これにより、病気や障がいによる負担を最小限に抑え、子どもたちが健やかに成長できるよう支援しているのです。
- 子どもが受診した医療費の助成
- 未熟児の入院養育に対する医療費の負担
- 日常の起居に支障のある疾患を持つ児童等に対する医療給付
- 小児がんなどで長期間の療養が必要となる場合に自己負担分の一部医療費を支給、及び日常生活用具の給付
ひとり親家庭への支援・助成
名古屋市では、ひとり親家庭や両親のいない家庭に対する支援を積極的に展開しています。「ひとり親家庭手当」や「愛知県遺児手当」などの手当を支給し、家計の負担を軽減。子どもたちが健やかに成長できる環境が整えられています。また、ひとり親家庭等の方が受診した医療費に対しても助成を実施。医療費の負担が重くなることを防ぎ、安心して医療を受けることができるように支援しています。
さらに、ひとり親家庭の親が資格取得を目指すための講座を受講した場合の受講料についても助成が行われており、親がスキルを向上させ、就労の機会を拡大することを支援しています。名古屋市では、ひとり親家庭や両親のいない家庭の経済的負担を軽減し、子どもたちの健やかな成長と家庭の安定を支えているのです。
- ひとり親家庭、及び両親のいない家庭に対する「ひとり親家庭手当」、「愛知県遺児手当」「児童扶養手当」の支給
- ひとり親家庭等の方が受診した医療費を助成
- ひとり親家庭の親が資格取得を目的とした講座に受講した場合の受講料の助成
- ひとり親家庭の親が資格取得、就職、転職のため、高等学校卒業程度の認定試験合格を目的とした講座の入学金と受講料の助成、及び合格時給付金の支給
生活支援
生活困窮者への自立支援
名古屋市は、生活困窮者の自立支援にも力を注いでいます。生活保護世帯から大学などへ進学した学生や、収入が減少した方への支援を実施。在学中の学生には現金支給が行われ、収入が減少した方には一定期間家賃相当額が給付されます。さらに、仕事や家計、家族など悩み事を抱える方が気軽に相談できる「名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター」を設置。専門スタッフが親身になって相談者の声に耳を傾け、適切な支援を提供しています。このように、名古屋市では、生活困窮者が自立し、安定した生活を送るための支援体制を整備して、社会のすみずみまで支える取り組みを行っているのです。
- 生活保護世帯から大学等へ進学した学生に対して現金を支給
- 離職ややむを得ない休業等により収入が減少し、一定の要件を満たす方に対して一定期間家賃相当額を給付
- 仕事や家計、家族など様々な悩みを抱える方が気軽に相談できる「名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター」の設置
医療費の助成
名古屋市では、医療費の助成制度を通じて、障がい者や疾病に苦しむ市民の方を支援しています。
障がい者の方が受診した医療費については、一定の要件を満たす場合に助成が行われ、必要な医療を受けるための負担を軽減。健康維持に専念できる環境が整えられています。指定難病や特定疾患の治療を受けている方には、医療費を助成。高額な医療費の負担を軽減し、十分な治療が受けられるよう支援しています。名古屋市では、このような助成制度により、市民の健康が守られるよう必要な医療費の負担を軽減し、安心して医療を受けられる環境が整えられているのです。
- 障がい者の方が受診した医療費の助成
- 難病の治療にかかる医療費の助成
- 特定疾患にかかる医療費の助成
- 人工呼吸器の装着が必要となる難病患者に対する医療費の助成
高齢・介護に関する支援・助成
名古屋市では、高齢者や介護を必要とする方への支援を積極的に展開。ひとり暮らしの高齢者には「あんしん電話機」が貸与され、緊急時に迅速な対応が受けられるようになっています。
また、要件を満たした高齢者を介護している同居の親族には、「家族介護慰労金」を支給し、介護の経済的負担を軽減。
さらに、要介護者には寝具などの貸与が行われ、快適な生活環境の確保を支援しています。そして、障がい者の移動支援も充実しており、市営交通料金の軽減やタクシー料金の助成などが行われており、障がい者が社会参加や日常生活をより円滑に行えるようサポートしています。名古屋市では、高齢者や介護を必要とする方が安心して生活できるよう、様々な面で支援を提供しているのです。
- ひとり暮らし高齢者への「あんしん電話機」の貸与
- 要件を満たした高齢者を介護している同居の親族へ「家族介護慰労金」を支給
- 外出して理美容サービスを利用することが困難な高齢者に対し、理美容の訪問費用を負担
- 65歳以上の高齢者を対象に、提携施設で優待が受けられる「敬老優待カード」を交付
- 65歳以上の高齢者を対象に市バス・地下鉄などを実質無料で乗車できる「敬老パス」を交付
- 高齢者に対して地域ボランティアによるごみ出しや電球交換などの生活支援
- 要介護者への寝具等の貸与
- 障がい者に対する移動支援(市営交通料金の軽減やタクシー料金の助成など)
住宅に関する支援・助成
名古屋市では、住宅に関する支援・助成制度を展開しています。
18歳以下の子どもを持つ世帯等が市内の中古住宅を取得する際に、独立行政法人住宅金融支援機構から融資する住宅ローンに対して利子を補給。これにより、低金利で住宅を購入することが可能となり、子育て世帯の住宅取得を支援しています。また、太陽光発電設備や蓄電システム、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)、ZEH(ゼロエネルギー住宅)、V2H(※)(車載電池から住宅への電力供給)充放電設備、断熱窓改修などの省エネ設備に対しても補助金を支給。
これにより、住宅の省エネ化や再生可能エネルギーの導入を促進し、住民のエネルギーコスト削減と地球環境への貢献を目指しています。
- 独立行政法人住宅金融支援機構が融資する住宅ローンを利用して、市内の中古住宅を取得する18歳以下の子どもを持つ世帯等を対象に、当該融資額に対する利子を補給
- 太陽光発電設備、蓄電システム、HEMS、ZEH、V2H(※)充放電設備、断熱窓改修などに対して補助金を支給
※「V2H」とは、Vehicle to Home(ビークル・トゥ・ホーム)の略で、「クルマから家へ」という意味。電気自動車(EV)やプラグインハイブリット車(PHEV)のバッテリーに貯めた電力を家庭で使用できるようにするシステムのこと。
名古屋市では、ひとり親家庭、生活困窮者、高齢者、障がい者など、様々な事情を抱える市民の生活を支援するための施策を実施しています。また、生活困窮者などの相談窓口を市内10ヵ所に設置。これらの窓口では、生活の悩みや困りごとについて、専門の相談員が対応します。
このように名古屋市の生活支援は、市民一人ひとりが安心して暮らせる社会を実現するために、重要な役割を果たしているのです。